情報支援のしやすい話し方編
ホチョ:今日は、大学でノートテイク(NT)による情報支援をしているAさんにお話をきくホチョ~ よろしくチョ。
支援者A:よろしくおねがいします。
ホチョ :Aさん、さっそく質問するホチョ。話し手によってNTのしやすさが違うことってあるチョ?
支援者A:そうですね。NTしやすい話し手とNTしにくい話し手がいる気がします。
ホチョ :どんな話し方だと、NTしやすいチョ?
支援者A:まずは、ききやすいことですね。はっきりとききやすい声の大きさで話してもらえると、NTがスムースにできます。ききながら作業するので、ぼそぼそとあいまいな話し方だったり、声が小さかったりすると、何と言ったのか頭で考えたり、資料をみて確認したりする時間が必要になり、その間NTが遅れてしまいます。
ホチョ :あっ!それは、僕にとっても分かりやすい話し方だホチョ!下を向いて、ぼそぼそ、ごにょごにょと口をあまり開けずに話されると…僕、お手上げホチョ…。
支援者A:私も自信がないとき、曖昧に話してしまうことがありますが… NTを始めてから、相手にわかりやすい話し方を心がけるようになりました^^
ホチョ :それは、良いホチョ!他に、NTしやすい話し方はあるチョ?
支援者A:少しゆっくりめに話してもらえると、遅れずにNTできます。または、普通の速さで話していても、一文が短く、大事なポイントの繰り返し、適度な間がある話し方だとNTしやすいで す。固有名詞や専門用語は板書してもらえると、より正確に伝えられるので、助かります。
ホチョ :なるホチョ!他の聴講者にとっても、理解しやすくなるホチョ!
ホチョ :ほかにこういう工夫があると、NTしやすくなったという経験はあるチョ?
支援者A:一言入れるだけで、ぐっとNTしやすくなるなと思いました。例えば、Xについて話していて、突然Yのことに話がとんで、そこからZの話になって、気が付いたらXの話に戻っていて…というように、話題が前触れなくころころ変わるとNTしていて、頭が混乱します(>_<。)。そんなとき、「話を少し脱線しますが…」、「●●のことに話を戻します」など一言前置きが入ると、NTしやすかったです。 また、資料を読み上げるとき、「○ページを見てください」、「~を読みます」と一言入ると、読み上げ部分を示しやすかったです。
ホチョ :NTするのに困った経験はあるチョ?
支援者A:「ここが、それでね、こうなって、こうですね」と…指示語がたくさん出てくると困りますね。パソコンと前のスライドを同時に見ることはできないので、できるだけ、用語に置き換えてNTするようにしていますが、話が速いときは無理ですね。
ホチョ : そうなのか。
ホチョ :今日は、たくさん話してくれてありがとチョ。また、話をきかせてほしいホチョ。
支援者A:ありがとうございました。ぜひ、また。
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◎NTしやすい◎ |
△NTしにくい△ |
口調 |
はっきり、大きく |
ぼそぼそ、ごにょごにょ、小声 |
速さ |
適度な「間」がある 一文が短い |
早口 一文がだらだら長い |
強調 |
大事な所を繰り返す 専門用語の板書がある |
指示語が多い |
話題の転換 |
一言前置きがある |
区切れがない ころころ話がかわる |
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